こんばんは。今日は、植物紹介のコーナーです。前回シャコバサボテンを紹介しましたが、今回も冬になると目にするようになる代表的な鉢花、「ポインセチア」を紹介したいと思います。
クリスマスを連想させる代表的な冬の鉢花、ポインセチアです。真っ赤な色のイメージが強いですが、今はピンクや黄色、白色の品種や、模様が入った品種など様々なバリエーションがあります。鉢花として店頭で売られていますが、原産地はメキシコを中心とした中央アメリカで、大きいもので5mくらいまで成長する常緑低木です。日本では、沖縄県や宮崎県など温かい地域では、庭植えで冬を越したりするようです。
それでは、ポインセチアの育て方や注意点です。
・水やり
先ほど書いた通り、元々は中央アメリカの乾燥地帯が原産地で、乾きに強い性質です。そして加湿に弱いです。ですので、水やりは毎日やる必要はなく、土が完全に乾いてから、たっぷりと与えるのが良いです。あまり水やりが多いと根腐れを起こすので、間隔を空けて行いましょう。
・肥料
肥料は、冬の花がたくさん咲いている時期は必要ないです。肥料が必要になるのは、夏場の花が無いときに緩効性肥料を与えます。ポインセチアは花がなくなっても、適切に管理すればまた冬に花が咲き、長く栽培できます。冬に花を咲かせるための準備期間に、肥料を与えていきます。
・置き場所
ポインセチアは寒さに弱く、10℃以下になると葉が黒ずんでしまいます。ですので、10℃以下を保てる室内に置くのが良いです。また、できれば日当たりの良い場所に置きたいです。ほとんどの植物は、日当たりの良い場所を好むので、窓際とかに置ければベストですね。ただし、夜は窓際は冷えやすいので、離れた場所に置き換えるのがいいです。また、エアコンの風が当たる場所は避けましょう。
ここからは鉢の具合が悪くなった時の対処法です。
もし花や葉がぐったりしてしおれた場合ですが、これは水切れか、加湿による根腐れが原因です。まずは水切れかどうかを確認するため、バケツなどに水を張り、そこに鉢ごと沈めてみます。半日ほどそのままにしておけば、水切れの場合はちゃんと復活してくれます。もしこれで復活しない場合は、根腐れが原因の可能性があります。その場合は土が完全に乾くまで水やりをせず、乾かし気味にして様子を見ましょう。すぐには戻らないかもしれませんが、切り戻しをすると新しい芽が出てくることがあります。切り戻しとは、花が咲き終わった後などに枝や茎をある程度の長さに切り揃え、次の花を咲かせるようにする作業です。
また、日当たりが良い場所に置くと言いましたが、日照不足になると下の方の葉が黄色くなって散ってしまいます。室内に置くことが多いと思いますので、できるだけ日中は日の当たる場所に置いておきましょう。また、暖房によって部屋が乾燥しすぎている場合も、変色しやすくなりますので、気をつけましょう。
寒さに弱いので、10℃以下になると葉が黒ずむとも話しましたが、外に置いて冷たい風に当たっても黒ずんで枯れてしまいます。日に当てようと一時的に外に置いたまま、しまい忘れてしまうことがあるかもしれませんので、これも気をつけましょう。
以上が育て方と気を付ける点です。ポインセチアは一年で終わりではなく、花がなくなった後も適切に管理すれば、また綺麗な花を咲かせます。以前に一度ポインセチアを育てていたんですが、引っ越しとかがあって一冬で鉢を手放してしまいました。今回は何年も楽しめるように、しっかり管理して大事に育てていく予定です。切り戻しや植え替えが必要だったりするので、その時の作業も写真に残して記事にしたいと思いますので、いつか参考になればと思います。それではまた。