こんばんは。皆さん、米国株のインデックスファンドに投資していますか?例えば有名どころで言えば、S&P500とかですね。私は楽天証券で、「楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・VTI)」にNISAのつみたて投資枠で毎月積立投資をしています。今回は、私が購入しているインデックスファンドの現状と、最近の米国株の評価額の下落、それについて今後の対応とかの話をしていこうと思います。

・楽天・全米株式インデックスファンド(楽天VTI)について

 私は2023年に、楽天証券の口座を作り、つみたてNISAへの投資を始めました。始めたきっかけは、お笑い芸人の厚切りジェイソンさんの本、「ジェイソン流お金の増やし方」を読んだからです。それ以前から投資関係の本は読んでいたんですが、この本には具体的に、証券口座を作り、クレジットカードを作って積立設定をし、米国株に投資するという流れが紹介されていました。
 その中で、ご本人が投資している投資先とほぼ同じ銘柄を扱っているのが、「楽天・全米株式インデックスファンド(楽天VTI)」ということでした。このファンドは、あの有名な投資先「S&P500」とほぼ同じ銘柄を扱っています。本の中の話では、厚切りジェイソンさんは以前はS&P500に連動するファンドを買っていたそうですが、楽天VTIに変更したそうです。
 変更といっても、S &P500を売ったわけではなく、積立先を楽天VTIに変えただけのようです。理由としては、楽天VTIは、成長性がある中小企業も投資先に含まれており、組入企業が多いことでより分散投資になっている、という理由のようです。これを読んで、私も同じように楽天VTIに積立投資をしようと思ったわけです。

・現状の私の運用状況と、日本国内のNISA運用状況について

 さて、私がつみたてNISAを始めた2023年は、現在の新NISAが始まる前年でした。この時は年間の投資金額が40万円が上限でしたので、毎月33,333円を積み立てていました。24年も設定を変えていなかったので、この2年間で80万円の積立金額です。25年からはつみたて投資枠で毎月4万円に変更し、このまま続けていく予定です。

 2025年3月22日現在、投資額に対して15%程の評価額です。しかし昨年は一番いい時で28%くらいの時がありました。金額にすると、15万ほど減ってしまいましたが、こういった増減は理解した上で投資していますので、それほど気にしてはいないです。

 ところで、NISAに関するニュースで、とても気になる内容が紹介されていました。それは、現在のNISA口座の利用状況です。現在NISA口座を利用している割合は、20歳以上の人口の約4分の1くらいだそうです。これに関しては、まあそんなもんかと思うのですが、気になったのは、NISA口座で購入された金額のうち、半分ほどがもう売却されているということなのです。つみたてNISAはその名の通り、長い期間積み立てすることで効果を発揮するので、短期で売買しても意味がないのです。おそらく最近の米国株の下落が原因で、資産が減少するのを避けるために売ってしまってるのだと思います。

・最近の米国株の下落について

 なぜ昨年まで好調だった米国株が下落しているのかということですが、これはトランプ大統領の政策によるところが大きいようです。諸外国との関税措置が原因と言われていて、トランプ大統領本人も、アメリカが景気後退に陥る可能性を否定しなかったことで、投資家が懸念しているというのです。しかし、トランプ大統領は良くも悪くも、自国アメリカを第一に考えて動く人物ですので、いつまでも経済が停滞することはないんじゃないかと思っています。おそらく一時的なものという考えの人が多いようです。私もそう思っていますので、投資もこれまで通り続けていきます。

・今後のつみたてNISAの運用と心の持ち方について

 株価市場は、長い目で見れば成長を続けています。これは過去のデータから分かることで、下落相場になることも当然ありますが、いずれ持ち直して、また成長していきます。ですので、今回のような下落も想定の範囲内として、淡々と積立投資を続けることが大事かと思います。当然未来のことは誰にも分かりませんので、100%損はしないなんてことは言えません。しかし、今までの歴史を見ると、株式市場が停滞し続けることは考えにくいです。まして世界経済の中心であるアメリカが成長しなくなったら、おそらく世界が終わってしまうくらいの大ごとだろうと思います。

 株式市場の一時的な下落は、マイナスだけではありません。長期の積立をしている投資家にとっては、下落中は同じ投資金額でも、株数を多く買うことができます。1万円の投資金額があるとして、1,000円の株だったら10株買えますが、これが500円になっていたら、20株買えるということと同じです。そして購入した株数が多ければ、その株数に応じて、いずれ株価が上がったときの利益が期待できるのです。これが定期の積立のいいところです。積立投資の基本は、長期・積立・分散です。いくつもの企業に分散できるインデックスファンドに、長期間、一定額を積み立てることで、将来の資産形成ができるのです。これを理解していれば、一時的な下落・暴落にも焦ることなく、投資を続けられるでしょう。皆さんも、将来の資産形成を確かなものにするために、冷静に、根気よく投資を続けていきましょう。それではまた。