こんばんは。3月下旬、私が購入している日本株の、12月決算月の企業の配当金が出ました。私にとって、高配当株投資の初めての配当金でした。今回は、その配当金の実績を紹介します。まだ投資金額が少ないので、もらえる配当金もちょっとだけですが、私にとって、これが高配当株投資の第一歩となりまして、かなり重要な出来事です。
・12月決算の企業と配当金の現状
今回配当金が出たのは、次の6銘柄です。
アサヒグループホールディングス
保有株数 5株 配当金額 109円
キリンホールディングス
保有株数 5株 配当金額 143円
日本たばこ産業
保有株数 5株 配当金額 387円
ブリヂストン
保有株数 5株 配当金額 419円
ヤマハ発動機
保有株数 5株 配当金額 100円
ヒューリック
保有株数 5株 配当金額 112円
今月の配当金は合計で1,270円です。これは配当金にかかる税金約20%がすでに引かれた金額になります。
・高配当株投資はNISA口座でやりましょう
前の記事でも書きましたが、高配当株投資はNISA口座で投資した方がいいです。NISA口座で運用すれば、本来支払わなければならない20、315%の税金が引かれることなく満額もらえます。もし100万円の配当金があったとしても、税金で20万引かれますからね!これは大きいです。私は楽天証券でNISA口座を解説し、つみたて投資枠で全米株式インデックスファンド、成長投資枠で高配当株式米国ファンドに投資をしています。そして、日本株の高配当株投資は、SBI証券で運用しています。NISA口座は1つしか作れないため、SBI証券では口座を解説できません。私は楽天証券とSBI証券の両方を使ってみたかったのと、米国株と日本株で分けて運用したかったのもあって、別々にしてしまったんですが、特にこだわりがなければ、NISA口座を使って運用しましょう。
・配当金がいくら出ているかは決算短信でチェック
どの企業がどのくらいの配当金を出しているかを確認するには、企業の決算短信を見ればわかります。決算短信とは、企業の決算発表の内容をまとめたもので、3ヶ月ごとに発表されます。ここに、本年の配当金と、来季の配当予想が出ています。ここで、ブリヂストンを例に見てみます。ブリヂストンの決算短信によれば、2024年12月期の配当金は、210円となっています。配当金はほとんどの企業で半期に分けて出しています。第二四半期と期末の時です。ですので今回、期末の配当金は105円となります。私は5株持っていますので、合計は525円になります。これに約20%の税金がひかれますので、分かりやすく525円に0、8を掛けると、420円となり、ほぼ同額です。そして2025年12月期の企業予想の配当金は230円で増配予測となっています。この通りに配当となれば、半期分は115円で、5株分で575円、税引き後は460円となります。この増配を期待できるかどうかが、銘柄選びで重要なことで、毎年増配してくれれば、何もしなくても配当金がどんどん増えていくということになります。これが高配当株投資の楽しみであるわけですね。
・来季は増配の予測なのかどうかを見てみる
では、今回配当金が出た企業は、来季の配当金はどのような予測なのでしょうか?簡単に見ていきましょう。年間の1株あたりの配当金を見ていきます。
アサヒグループホールディングスは、24年10月に株式分割を行なっており、1株を3分割しています。つまり、株価や配当金が3分の1になり、保有株数が3倍になるわけです。ですので、決算短信を見ると、一見分かりづらくなっています。分割しなかったとして配当金を見てみると、24年は147円です。そして25年予測は52円ですので、分割前と仮定すると156円ですから、9円の増配です。業績は売上高、営業利益共に右肩上がりで伸びているので、増配も納得です。今後も期待して良さそうです。
キリンホールディングスは、24年12月期の配当金は71円で、25年予測は74円となっており、3円の増配です。キリンは売上高は右肩上がりなのですが、営業利益は減少してしまいました。ただ、来季は増収増益の見込みになっていまして、それを見越しての増配かなと思っています。
日本たばこ産業は、24年は194円で、25年予測も194円となっています。減配ではないので一安心です。日本たばこ産業は、24年に、カナダでの健康リスク訴訟というものがあり、約4,000億円を支払うという特別損失のようなものがあったようで、営業利益が大幅に下がってしまいました。それが増配にならなかった要因かなと思います。営業利益の来季予想は23年とほぼ同じということで、来季以降は増配が期待できるのではないかと思っています。
ブリヂストンは先ほど書きましたが、24年は210円で、25年は230円に増配予測となっています。売上・営業利益はほぼ同じくらいでした。ブリヂストンはコロナ禍以外では安定した利益が出ていますので、増配も続いていくんじゃないかなと期待しています。
ヤマハ発動機は、24年は50円、25年も50円で、増減なしとなっています。営業利益が27%減となっており、これが影響していると思いますが、減配になっていないので、ここは企業努力なのではと思います。ここ数年は増収増益できていましたので、挽回に期待したいところです。
ヒューリックは、24年は54円、25年予測は57円と3円の増配です。営業利益がずっと右肩上がりで、今後も増益を期待して良さそうです。
・決算短信をしっかり見て、詳しい業績を理解するのが大事
私が今購入している銘柄は、様々な本やネットから情報を得て、これなら買って保有しても大丈夫というものを選んでいます。しかし、未来の企業の業績は誰にも分かりません。そこで、今後も株を買い増しても大丈夫か?今は様子を見るか?という判断は、決算短信などで企業の情報を得ることが重要かと思います。私はまだ決算短信を読み込んでないので、もっと勉強して、売上や営業利益、純利益の増減の理由がすぐわかるようにしたいと思っています。実際は企業の業績以外にも、世の中の情勢とかも影響するのですが、それはあまり予測できない気がするので、まずは企業の業績をすぐに理解できるように勉強していきます。また他の企業から配当金が出たら紹介していきます。それではまた。