こんばんは。夏になると気をつけなければいけないのが、熱中症です。ニュースではよく、熱中症患者が搬送されたという報道がされています。そこで、熱中症にならないために、こまめな水分補給が大事になってくるわけですが、実は水分補給だけでは対策になりません。場合によっては、水分だけだと症状が悪化することもあるのです。正しい熱中症対策をして、この夏を乗り切っていきましょう!
⚫️本日の目次
・そもそも熱中症になる原因は?
・水分だけでなく、塩分・ミネラルが必要な理由
・お手軽な塩分ミネラルの摂取の仕方
・室外だけでなく室内でも要注意!
・そもそも熱中症になる原因は?

まず、なぜ夏になると熱中症になる人が多くなるのか、と言うところです。
人は気温が上昇したり、運動などで体を動かしたりすると、体内で熱が作られ、体温が上昇します。すると体温を調整するために、汗をかいて体内の熱を外に逃しています。汗をかくというのは、体温を正常に維持するための大事な症状なのですね!
しかし、汗をかく状態が続くと、体内の水分が失われていってしまいます。この時、水分と一緒に塩分も体外に放出されます(汗がしょっぱいのは塩分が含まれているからなんですね)。そして体内の水分・塩分が不足してくると、次第に血液の流れが悪くなってきます。すると、熱中症の初期症状として、めまいや立ちくらみが起こるのです。人の体重のうち、60%程は水分が含まれていると言われていますから、なくなってしまったら、バランスが悪くなって体調に異変が起こるのは納得できます。
この時にすぐ水分・塩分を取ったり、体を冷やす等の処置ができると良いのですが、それらがないと、脳や肝臓への血流低下、頭痛、吐き気といった症状が出てきてしまします。ここまでくると、救急搬送が必要になってしまいます。ここまで症状が悪くならないように、定期的に水分・塩分の補給が必要なのです。
・水分だけでなく、塩分・ミネラルが必要な理由

一般的に、熱中症対策としては、定期的に水分を補給すると言うのは知られていることですが、実は水分だけを摂取するのは、逆に熱中症を悪化させてしまうことがあります。人の血液には塩分・ミネラルが含まれています。汗をかいて水分と一緒に塩分・ミネラルが減少しているときに水分だけを摂取してしまうと、体内の塩分・ミネラルの濃度が低くなってしまいます。この割合が崩れてしまっても、熱中症の症状が出てしまうのです。ですので、水分と一緒に塩分・ミネラルをとることで、バランスが悪くならないようにしなければいけないのです。何事もバランスが大事です!
・お手軽な塩分ミネラルの摂取の仕方

では、熱中症にならないために、どうやって水分・塩分を摂取すればいいのでしょうか?
一番簡単に補給できるのは、やはりスポーツドリンクでしょうか。水分は当然ですが、塩分やミネラルも含まれていますので、外仕事やスポーツなどで汗をたくさんかいた後などには、最適な補給方法ではないでしょうか?ただ、スポーツドリンクだけを飲み過ぎると、逆に塩分を取りすぎてしまうこともあるようです。ですので、日常生活でちょっと汗をかいた程度であれば、まずは水分補給だけでも十分です。体内の塩分濃度を測るなんて、通常はできないですよね💦なのでタイミングは難しいのですが、基本は水分だけにして、たまに塩分を摂取するというバランスが大事なようです。
お手軽な塩分補給の手段として、塩分入りタブレット(塩飴)もあります。大量の汗をかくということでなければ、水分補給の合間にタブレットで塩分補給をすれば十分対処できます。スーパーやドラッグストアで簡単に買えるので、常備しておくと安心です。ただ、仕事中だとちょっと摂取しづらいかもしれませんね(仕事中に飴を舐めるなんて!って言われそう)。
この他にも塩分入りのゼリーとかもありますし、梅干しでも補給できます。また、スポーツドリンクがない時は、食塩水を作ってみてもいいですね。塩の匙加減が大事ですが・・・。
・室外だけでなく室内でも要注意!

ところで、熱中症と聞くと、外での運動とか仕事などの作業をしている時に起こるという印象が強いですが、家の中などの室内にいても、熱中症には気をつけなければいけません。運動をしていなくても暑くて汗をかけば、体内の水分等は失われてしまいますから、やはり定期的に水分補給することは大事です。
また、そもそも汗をかかないように、体温を上昇させなければいいのです。つまり、エアコンを使って体温を一定に保つことも大事です。よくエアコンの風が嫌いという理由で使わない人がいますが、そういった人が熱中症になって、搬送されたというニュースが毎年あります。また、電気代がかかるという理由でエアコンの使用を我慢する人もいますが、それで体調が悪くなって病院に罹っていては元も子もないです。気をつけましょう。
⚫️本日のまとめ
人の体は水分でできているといっても過言ではありません。その水分が失われてしまったら、体に異変が起きるのは当然のことです。そうならないために、暑い時やスポーツで汗をかいた時は、定期的にスポーツドリンク等で水分・塩分を補給しましょう。症状が出る前に対応するのが大事ですので、自分はまだ大丈夫と思っても、こまめに補給しましょう。
この時期になると、学校で部活動をしていた生徒が熱中症で搬送されたというニュースが出てきます。昔と違って、水を飲んではならないという時代ではありません(私の時代は水飲んじゃだめな時代でした)。運動時はしっかり水分・塩分補給をしましょう。何事も健康が第一です。健康であればなんでも頑張れる気がします。これって大事だと思いますので、皆さんも熱中症には気をつけて、健康に生活しましょう。それではまた。
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