こんばんは。冬に育てる植物といえば、シクラメンが有名です。シクラメンと聞くと、室内で鉢花として楽しむイメージがありますが、ガーデンシクラメンは、屋外でも楽しめる耐寒性品種として改良された植物です。コンパクトなサイズですが花つきがよく、玄関先でプランターで寄せ植えにするのにぴったりです。
今回は、ガーデンシクラメンでプランターでの寄せ植えを作ってみました。特徴と育て方を紹介していきます。冬の園芸を彩るのに欠かせない存在であるガーデンシクラメンに興味がある方は、参考にしてください!
⚫️目次
① ガーデンシクラメンの特徴
② プランターへの植え替え
③ 育て方・お手入れ方法

① ガーデンシクラメンの特徴
ガーデンシクラメンは、冬のお庭や花壇を明るく彩る代表的な植物です。通常のシクラメンよりも耐寒性が高く、野外での栽培が可能なのが最大の特徴です。
花の大きさはやや小ぶりで、花びらが上向きに反り返る可愛らし姿が特徴です。花の色はピンク、白、赤、紫など豊富で、寄せ植えや玄関先の鉢植え、花壇への植え付けなど、初心者から上級者まで幅広く人気があります。
また、日中の太陽の光に当たると花がいきいきと開き、夜や寒い日には花が閉じて寒さを凌ぐなど、自然に順応する強さも持ち合わせています。初心者にも育てやすい理由がわかりますね!
②プランターへの寄せ植え
ガーデンシクラメンの楽しみ方は様々ですが、今日はプランターに寄せ植えを作ってみました。

ホームセンターで、ポット苗として販売されていたものを購入しました。赤、ピンク、白の3色で寄せ植えを作ります。

今回は、写真のようなプランターを購入してきました。玄関先に飾ると、映える感じになると思いませんか?

鉢底にネットを敷き、その上に鉢底石を入れます。ネットは土が底からこぼれるのを防義ます。
鉢底石には2つの役割があります。1つは水はけを良くする事です。根が水浸しになるのを防ぐことで、根腐れを防止します。2つ目は通気性を良くすることです。土に適切な酸素が供給されることで、根の酸欠を防ぎます。生育を促すのに大事な役割です。

土は培養土を使います。培養土とは、肥料がいい具合に配合されていて、すぐ使える状態の土のことです。これを、苗を置いたときに、ウォータースペースができる高さになるように入れていきます。
ウォータースペースとは、土の表面から鉢の縁までの間のことです。水やりをした時に一時的に水をためて、土全体にゆっくりと浸透させるための大切な空間です。この空間があることで、水が土から溢れるのを防ぎます。だいたい2〜3センチくらいが目安とされています。

苗をポットから出します。根詰まりしていないので、このまま植えていきましょう。

こんな感じに植えてみました。もう1苗用意して、隙間を無くしてもよかったかな・・・。
苗を置いたら、隙間に土を入れ込んでいきます。この時、ただ土を上から流すだけだと密度が少ないので、土を軽く押し込みましょう。
植え付けが終わったら、水をたっぷり与えます。これで一連の作業は終わりです。あとはお手入れをしながら、鮮やかな花を楽しみましょう。
③育て方・お手入れ方法
・置き場所
ガーデンシクラメンは日当たりの良い場所を好みますが、真冬の強い霜が当たらないように注意しましょう。屋外であれば、軒下やベランダの明るい半日陰がベストです。室内の場合は、風通しの良い窓辺が良いです。
・水やり
湿度を嫌うため、「土の表面が乾いたらたっぷり」が基本です。花や葉に水をかけると株が傷みやすいので、株元から静かに水を注ぐのがポイントです。受け皿がある場合は、水を溜めっぱなしにしないようにしましょう。
・肥料
生育期(10月〜3月)は月に2回ほど液体肥料を与えると、花つきが良くなります。肥料を切らすと花数が減るため、定期的に追肥をすることが大切です。
・その他の手入れ
しおれた花や黄ばんだ葉は、茎の根元からねじるように取り除くと、株が蒸れにくくなり次の花が咲きやすくなります。そのままにしておくと、栄養が新しい茎や花に行きにくくなるので、気をつけましょう。

⚫️まとめ
ガーデンシクラメンは、手間をかけずに長く楽しめる冬の花です。うまく育てれば春先まで咲き続け、寒い季節の庭を明るく彩ってくれます。冬は春や夏に比べると、育てられる種類が減り、玄関先やお庭の色合いが少なくなりがちです。そんな季節に、ガーデンシクラメンは最適です。皆さんもぜひ育ててみてください。園芸本の紹介では、パンジーやビオラと一緒に寄せ植えにするのも良い、と紹介されていたので、次はチャレンジしてみたいですね。それではまた。


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